【無料】ほろみんぬりえ(2026年3月ブータン)

ブータンという国

ブータンは南アジアの内陸国で、北に中国(チベット自治区)、南にインドと接しており、山岳地帯が多い地形が特徴です。
国土の大きさは九州とほぼ同じで、人口は約 78.6 万人日本の福井県(約 76 万人 47都道府県中43位)より少し多いくらいです。

ブータンの国旗

ブータンの国旗は、黄色とオレンジの斜め二分割の上に白い龍(ドゥク)が描かれています。

  • 白い龍:国家の守護と純粋さ、龍が握る宝珠は豊かさを象徴
  • 黄色:王権の権威
  • オレンジ:仏教(特にチベット仏教)の精神性

ブータンの国旗は20世紀の間に数回デザインが調整され、龍の描写や色のバランスが時代に合わせて変更されてきました。(参考:ブータンの国旗 wikipedia – 歴史
初期は、龍は左向きで緑の線で描かれており、背景も現在の黄色とオレンジではなく、黄色と赤で表現されていました。1956年頃に龍は右向き、黒い線で描かれるようになり、1969年頃からは背景の色が黄色とオレンジの現在のデザインになっています。龍のクネクネも少し緩くなりました。

ぬりえとしては龍を塗りたくなりますが、国旗としては白い龍が正式、ということになりますね!

ブータンの民族衣装

男性の民族衣装「ゴ(Gho)」は、ひざ丈のローブ状の衣装で、主に縞模様(ストライプ)や格子模様(チェック)の生地で作られています。
腰帯で固定して着用し、和装のおはしょりのように帯の上にたくし上げることでたっぷりとした袋状のポケットができるのが特徴です。現代では、スマホのみならず、ノートパソコンなどもここに入れて持ち歩く人などもいるそうです。リュックいらずですね(笑)

公式な場所や行事などに行くときには、カムニと呼ばれる肩からかけるストール状の布を着用します。カムニは、一般男性は白、閣僚はオレンジ、国王は黄色など、社会的地位を表す役割があります。

女性の民族衣装は「キラ(Kira)」と呼ばれ、一枚布を体に巻き、ブラウスやジャケットと合わせて着る衣装です。織り柄が美しく、色彩も豊かです。

「キラ」のデザインには インド・アッサム系の文化的影響が強く、一方で、男性の「ゴ」は袖が大きく、全体的にチベット文化の影響が見られます。これは、ブータンがチベット文化圏とインド文化圏の境界に位置する地理的条件によるものとされています。

幸せの国ブータン

ブータンは、かつて発展途上国ながら2013年には北欧諸国に続いて世界8位となり、“世界一幸せな国”として広く知られるようになりました。

一般的な国では、経済活動の規模を示す GDP(国内総生産) によって国の発展を評価しますが、ブータンでは、精神的豊かさや文化・環境を含めた幸福度を測る独自の指標 GNH (国民総幸福量)によって社会のあり方を捉えています。

GNH(国民総幸福量)と GDP(国内総生産)は、そもそも何を測る指標なのか。
  • GDP:国内で生み出されたモノやサービスの総額を示す経済指標で、経済活動の「量」を測ります。
  • GNH:精神的豊かさ、文化、環境、社会の調和など、幸福の「質」を評価する指標です。
なぜブータンは GDP より GNH を重視するのか

ブータンが GNH を大切にするのは、経済成長だけでは国の幸せを十分に説明できないと考えているためです。文化や自然を守りながら、安心して暮らせる社会をつくることを重視し、その考え方が GNH という指標に反映されています。

幸せって何だろう

幸福度ランキング8位の時には、国民が皆一様に「雨風をしのげる家があり、食べるものがあり、家族がいるから幸せだ」と口にしていたブータンですが、2019年の調査では、156カ国中95位に転落。その後はランキングに登場していないようです。
幸福度が高かった当時は「情報鎖国」で他国の情報が入ってこなかったけれど、次第に情報が流入し、他国のことを知ることにより幸福度が下がっていったという見方が大半のようです。

しかしながら、ブータンは依然として環境保護や平和な国としての指標では高く評価されており、「GNH 2.0」を掲げ、環境保護と平和を保ちつつ、持続的な経済成長とのバランスを見直しはじめています。
「幸せの国ブータン」は、「不幸の国」になったわけではなく、国の成長とともに幸福の定義が変化・進化する局面にあるといえそうです。

ほろみんの定番ユニフォーム・作務衣にもちょっと似ているブータンの「ゴ」、縞模様や格子模様で塗ってあげてくださいね。

A4サイズのPDFファイルですので、簡単にプリントアウトしてご自宅でお楽しみいただけます。

A4(1面)